sepiace が覚えて、 忘れる仕組み
sepiace が何を覚え、何を思い出し、何を忘れるかをどう決めるのか、時間がたつと記憶をどう扱うのかを説明します。実装の細部ではなく、設計の考え方を書いています。
多層の判定ネットワーク
sepiace は、依頼を1つの大きな LLM のプロンプトに任せません。小さな判定を何層も重ねて、覚えるか、思い出すか、忘れるかを決めます。
ある層で判断に迷ったら、より深い層で問い直します。そのときは、範囲を絞ったり、背景の知識を添えたりします。
それでも決まらないときは、記憶を壊さないほうを選びます。忘れる依頼では、忘れる対象がはっきりしたあとなら、残さないほうを選びます。
LLM による要約ではありません
記憶の本文は、あなたが渡した文から切り出したものだけです。LLM が言い換えたり、要約したり、書き足したりすることはありません。
返すのも記憶の本文だけです。
夢を見ます
sepiace には、1日に1回、記憶を整理する「夢」の時間があります。散らばった文を、本来あるべき記憶へまとめ直します。
夢の中でも文は書き換えず、それぞれの文の定着の度合いを引き継ぎます。
忘却曲線
記憶は使われないと少しずつ思い出しにくくなり、思い出されるたびに定着します。
記憶のスコアは、読み出すときに忘却曲線から計算します。
変わった事実と、忘れてほしいこと
事実が変わったら、古い版を置き換えます。
「忘れて」と頼まれたら、名指しされた内容を取り除きます。何を忘れるかがはっきりしなければ、何も忘れません。
あなたの言葉のまま、あなただけのもの
本文はあなたが書いた文から切り出すので、会話の言語のまま覚えます。
記憶はユーザーごとに分かれています。読み出しも検索も、ログインしたユーザーの記憶だけを対象にします。